ヒロセコネクタ!小解剖!

ものづくり

どうもこんばんわ!ヨリミチおじさんです
これまでしたためてきた記事がかなり消えてしまい、リセット中なヨリミチ団ですが私は相変わらず音声の副業を続けております。

さて、早速ですがタイトルの通り日本屈指の精密コネクタメーカーであるヒロセのコネクタについて何度も苦戦しながらケーブルを作ってきたのでこちらに掲載します!

ヒロセコネクタにはいろんな種類がありますが、音声機材でよく出くわすSONYやRAMSAのピンマイクで使われているKMC-9BPD-4Pと、電源供給に使われているHR10A-7P-4Pの配線図を備忘録的に作りました。

まずは、電源供給用途のHR10A-7P-4Pについてですが、最近購入した録音機材のZOOM f8n PROやZOOMレコーダーの別売フェーダー FRC-8にも採用されており驚きました。それまではほとんどSONYの機材くらいでしかあまり見なかったのでちょっとうれしい。でも、正直言って全く馴染みがないと思うんですよね。そもそも適合しているのかわからない上に、買うとお高い。

HR10A-7P-4P ヒロセの電源コネクタ

ZOOM f8n PROのDC IN

この備忘録は、比較的ケーブル自作をする人に適していますが、初心者でも是非チャレンジいただければと思います。

資料映像のバッテリー側などのメモは完全に自分のためのものですが、私はロケが多いのでバッテリーのDCジャックからヒロセコネクタに変換するケーブルを作ることが多いです。まぁ、アダプタの先端を切って付け替えるのとさほど変わりませんが、私はSONY互換の NP-F960/NP-F970バッテリー(7.4V)とか、アリババで買った謎の12Vバッテリーとかから供給して録音することが多いです。この手の機材は、だいたい12V供給されるイメージでいればよいと思います。

こういうので12Vに昇圧してくれる機材が色々あります

機材側と書いているのは、基本的に機材側はメスコネクタになるからです。万が一ショートしたら危険であるからと推測しますが、リスクは変わらないんじゃないかとも思ったり。この電源用コネクタはコロナの影響から物流の停滞の影響もあり、かつてはサウンドハウスで翌日お届け!という感じでしたが、今は辛うじてモノタロウで廉価版が購入できます。興味あれば800円くらいですが、安上がりなので自作チャレンジしてみましょう。

KMC-9BPD-4P ワイヤレスマイクコネクタ

画像の3/4くらいはこのワイヤレスマイクの配線図になりますね。
くれぐれも、これはDPAやRAMSAではなく、SONYの配線であることにご注意ください。SONYも高いけど、この三社の中では結果的に一番安いのです… (モノによりますが)

ピンマイクの配線は、もしもケーブルが根本でNGとなった場合、頑張って先端を開くか、もう割り切ってこのコネクタを購入して再度ハンダ付けして修理する場合に役立つでしょう。

この後半は、受信機RXから一眼レフカメラとかに音声を入力したい場合の変換ケーブルのメモになります。WRT-822の場合、2ch受信できることから、非常に安定した音質でカメラに音声を入力することができます。これは、長年α6300、α7cを研究してわかったことでもありますが、最適解はシューマウントにXLR入力アダプタをつけることですが、かさばるし重たいしトレードオフになります。

SONYカメラの最適な入力レベルは、自動ゲイン補正してくるので静かなときはシャーってSNノイズがのって、うるさいときは、まぁある程度いい感じに抑え込めてくれる傾向にあります。カメラライン送りの機材はたいてい-10dBとなってたりしますが、私の検証では、-40dBくらいがキレイな印象があります。つまり、ステレオミニジャック入力のカメラ音声入力は”ほぼ”マイクレベルに近いということです。

これまでシグマ4chミキサーで-60dB、-20dB、+4dBで送って色々検証しましたが、自動レベル補正で、カメラのメーターは正規に補正されます。音質はそれぞれで非常に辛いものがあります(個人の感想です)。

前置きが長くなりましたが、KMC-9BPD-4Pの端子でワイヤレスマイク受信機から3.5φジャックでカメラに入力する便利なステレオケーブルの配線図だったのでした。市販の3.5φ-RCAL/Rや、3.5φ-6.3φ標準ジャックL/Rのケーブルの先端を切って改造しました。Yパラになるところの見た目が気合で自作するより圧倒的にキレイになりますし、安全です。

細かい説明全然しませんでしたが、自作ケーブルで快適な音声ライフを送りましょう!

さよおなら〜

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