東京デザインウィークでの、痛ましい事故について

この度東京デザインウィークでの火災事故によって5歳の男の子の尊い命が失われてしまいました。
ご両親の悲痛さに胸が痛みます。
ご冥福を心よりお祈りいたします。
今日の記事では関係者の皆さんを責めたいわけではないのですが、
それでもどうしても頭にきたこと、やり切れない思いから書いています。
なのでヨリミチ団の普段の文体や書き出しからは大きくかけ離れますことをご承知おきください。

 

茂木健一郎氏のブログでの謝罪文と、東京デザインウィークの謝罪文に感じた怒り

率直に申します。このような文なら発表しない方がよかったのではないかな、と。
前もって言っておくと、私は茂木健一郎氏は今まで嫌いな方ではなかったのです。むしろネットでうさんくさいだのなんだの叩かれていても、
茂木さんの幅広いジャンルにどんどん首を突っ込んで、自分の分野と結びつけて楽しんでいく姿勢は、とても面白いなと思っていました。
本も持っていて「すべては音楽から生まれる」という本は当時音楽を勉強している身として、他分野の方から後押しされるような気分になれる大変励まされた本でした。
なのにこのブログの謝罪文を読んだら、小さい子どもを持つ親として、顔もお名前も見たくなくなりました。

 

以下茂木氏ブログ記事

 

特にこの部分 以下引用
この度火事になりました作品については、たまたま、私が取材した範囲に含まれていなかったので、その構造上の問題などを認知することができませんでした。もし、見ていたら、「これは危ない」と感じて、その場で指摘することもできたのではないかと考えると、本当に残念でなりません。

 

本当にこの文に怒りを感じます。こんなこと、亡くなった子の親の前で言えますか。ご遺族の目に触れないことを祈るばかりです。
また、理事会に出られなかったから知らなかったなどと書いてございます。事実だったとしてもそんなことは関係ないです。
人が亡くなってしまったのですから。怒りに震えます。
理事に名を連ねるということはたとえ名前だけであったとしても「私は責任を取るオトナですよ。関係者ですよ。」と表明していることではないですか。
知らなかった、と自分自身で思うのは勝手ですが、理事という立場にある方が外に向けて使ってはいけない言葉だと思うのです。

 

東京デザインウィークから出ている謝罪文も、痛恨の極みなどと書かれているし、主催者はテレビでの報道で「悔しい」と述べていました。
残念とか悔しいとかは、自身で向き合うべき感情であると思います。ここでも違和感を感じてしまいます。
外へ向けるメッセージなのであれば、お詫びのコメントに徹するべきではないでしょうか。

 

そんなことを言っても、もし自分が当事者になったら子どもが事故で死亡してしまったことに動揺して、まともな言葉など出てこなくなると思います。
でもさ、そこは茂木さん違うでしょ。主催者さん違うでしょ。
言葉が出ないような状況でもそれでも発表するならば、言葉が違うでしょ。

 

無責任なオトナ

この件に関して、総じていいオトナの無責任さが目立つのです。
大規模なイベント運営がいかに難しいか、もちろんわかります。
ただ、すべてをチェックしきれないなんて事故直後の報道で言ってしまうのはあまりに無責任なのでは。
作品にとがった部分がないかや、高さなどは確認しているが、全部で600点ある作品の一つ一つを詳しくチェックするのは困難だった。アート作品なので、主催者側からデザインについて、いろいろ注文をするのも難しい
よく言えますねこんなこと。

 

茂木氏のコメントについてもそうですが、あまりに無責任なのでは。
至らない点があったこと、チェックしきれなかった事実があったこと、結果死亡事故を起こしてしまったことを詫びること。
このことに徹していたならば、ここまで違和感や怒りを感じなかったと思うのです。

 

ちなみにその他の理事の方々は、我関せずなのでしょうか。ご様子拝見しますと楽しく活動されているようですね。そのうち無かった事になるとでも思っているのでしょうか。少なくとも、私は忘れません。

 

最近、いいオトナの無責任さを感じることが多いです。
豊洲問題もオリンピックもそうです。知らなかった。私のいないところで決まった。
いやいや、そんなこと公の場で言わないでよ。

 

話が逸れましたが。

 

報道の在り方

私はこのニュースを当日の夜、娘を寝かしつけたあとたまたまつけたテレビの速報で見ました。そのときの報道では視聴者撮影の動画が流されました。
その動画には音声が入っていて、現場の音やまわりの方の声まで入っていました。
大変ショッキングで、その夜はなかなか眠れませんでした。

 

次の日のニュースからは同じ動画でも音声は消されていました。
きっと私同様に感じた方が多くいたのでしょう。

 

どうしても現場の様子が詳しく知りたい方は、ネットで探せる昨今の時代です。
どんなときにも必ず出てくる野次馬たちが今ではたくさんのものをネットにあげています。今回の件では子どもが巻き込まれているというのに。
テレビですとニュースの中で出てくる動画は辛くなるから見たくないなと思っても避けようがありません。
3.11の震災の後も報道のあり方については言われていましたよね。

 

中継ならば致し方ないのかしれませんが、テレビでの報道の仕方にも疑問を感じます。

 

展示イベントについて

私はこのようなイベントは元々好きな方で、実際に足を運ぶことも多いです。

 

だからこそ恐くなり、ショッキングでした。

 

本来ならば、いい刺激をたくさんもらえて夢と希望いっぱいの楽しい空間のはず。
その空間を守るために主催者側はしっかりとした安全面のチェック方法を精査しないといけないですよね。
たとえ表現者が面倒に思うルールでも、結果としてそれが観に来る方も表現者も守ることになるのですから。

 

だからこそ今回の件では責任を明らかにして、責任を取る姿をきっちり表明してほしい。

 

いろいろ書いたけど、とにかくダメージが大きかったこのニュース

悲痛さに打ちのめされて、怒りに震えて。
ああ、つらいニュースだな。

 

 

 

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