AISOME 〜伝統文化と未来をつなぐファッションショー〜

AISOME-伝統文化と未来をつなぐファッションショー

AISOME-1 ヨリミチ団の強みの1つは「音」です。 ある種マニアックな音集団なのです。 その1つの形として、2015年に行われた土祭(ひじさい)にて楽曲を制作しました。  

実際の様子のトレイラー

土祭について

土祭 とは Living with the Earth〜この土地で生きることの祭り〜 をテーマとした大地の感謝祭です。 「益子焼き」と聞いたらピンとくるかもしれません。

その土もここから採掘されて焼かれているのです。

mashiko-1 場所は栃木県益子町内各所で展示イベントやインスタレーションなどが色々な所で行われていました。そこで先ほどの、「陶芸家であれば知らない人などいない」と言われているほど神聖な原土置き場でファッションショーを行うことになったのです。 %e4%bc%9a%e5%a0%b44 今回ご紹介するAISOMEは、江戸時代より続いている栃木県の無形文化財の「藍染め」を指しています。 かつての江戸時代は藍染めの衣が主流で、藍色の服が一般的でした。 しかし、時代と共に服・ファッションの多様性は西洋化していきます。 そこで藍染めでファッションショーをやり、文化を再認識しようという活動が立ち上がったのです。

藍染めAISOMEの録音

今回注目したのは栃木県芳賀郡益子町にある日下田藍染工房という場所です。 ここでは綿畑で綿を栽培から始まり、糸を紡ぎ、生地に仕立てる全工程を行います。 AISOME-3

綿畑の種植えの様子

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機織り機

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機織り機の録音

我々ヨリミチ団はその工程の録音をして音楽を作ることにしました。 使用したレコーダーは TASCAM DR-100MKII  日本製 録音フォーマットは24bit サンプリングレートは48KHz 使用したマイクは SHURE VP-88 (ステレオマイク) アメリカ製 AISOME-5 SENNHEISER MKH816 (超指向性ガンマイク) ドイツ製 mkh816-1 それぞれにはマイクの特性があります。 ステレオの広がり感を録音したい場合はVP-88を使用しました。 鋭い点を狙いすました録音をしたい場合はガンマイクであるMKH-816を使用しました。 これらを場面ごとに使い分け、作品に仕上げて行きます。

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いざ楽曲制作

集まった素材音源から、必要なところを探し、音楽に合わせるという作業をします。 環境はMac Book Proで、使用したアプリケーションはLogic Pro X、Pro Tools 11を使用しました。Logic Pro XはAppStoreから購入(ダウンロード)することができます。 ProTools11はこちら

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2016年現在はProTools12が最新のバージョンとなっております。 これらはいわゆるDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトと言われており、プロの現場でも活躍しているソフトウェア達です。 LOGIC

実際の制作画面(Logic Pro)

protools

素材の吟味 (Pro Tools)

 

そして楽曲完成

完成した楽曲がこちら ただの楽曲制作ではなく、細部までこだわったもの作りをしたい! コンセプトは尖っていればいるほど良いと思います。 きっかけは藍染めだけれど、実際の現場の音を混ぜて行くことで、初めて見る人にも生の音を届けたい。少しでも近く感じ取って欲しい。 そんなコンセプトで作曲しました。 藍染め工房は神聖な場所です。しかし、立地はとてものどかでした。 そんな風景を実際に見て、聞いて、嗅いで、触って初めてこの楽曲ができました。 ありがたいことにこの活動は様々なメディアに取り上げていただきました。 ・BS11 ウィークリーニュースONZE にて放送 (画像をクリックすると、番組の藍染めの放送回の記事に行けます) bs11 ・フフルルマガジン様 (こちらも画像から移動できます) フフルル ・changefashion様 (こちらも画像から移動できます) changefashion   ・他多数のメディアに取り上げていただきました。本当にありがとうございました。 特に BS11 ウィークリーニュースONZE ではこの楽曲から紹介が始まり、とても感動しました。  

活動のまとめ

世の中は音で溢れています。今の技術力を持ってすれば、写真と同じ様に音を切り抜くことができます。 音の作品を作るという新しい可能性に、私は「写実性」を求めます。 確かに音楽は音楽学や作曲技法、さらには唯一無二の表現力まで含まれてくる分野ではあります。しかし、そこで鳴っている音の録音における写実性は信実なのです。 それを取り入れた楽曲が評価されるかは分かりませんが、少なくともその時の音が、まるで写真の様におさめられ、いつまでも生き続けていくだろうと私は考えます。 昨今のメディアは枝分かれを極めており、出来ることが飽和状態になりつつあります。 だからこそ大切なものは何か?今そこには何があるのか? ということを深く考えるようになりました。 今生きている時代を捉えた作品作りをこれからも作り続けていきたいと思います。 今回の貴重な経験に感謝し、これからもより良い制作活動に邁進したいと思います。

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