続・SONYのピンマイクの修理

ECM77-BC/9Xの解体方法

ECM77-BC/9Xは現行品のワイヤレスマイクでも数十年変わらない規格としてSONYの業務用ワイヤレスマイクヘッドとして使われているのものである。

修理するにはまずはこの堅牢なコネクタを開ける必要があるので、その手順を伝える。

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このコネクタには小さなネジが付いているので、まずはこれを外す必要がある。精密ドライバーがあれば造作もなくはずせるものである。

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ネジを外したら前回紹介した治具でとプライヤーで思いっきり反時計周しでねじるのだ!
この際、治具の座が少し動くことになるだろうが、容赦なくひねるのがコツである。

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個人的な解体n数が少ないので断言はできないが、写真の通り、赤い糊が頑なに解体を妨げるのだ。よくある糊は青かったりする印象もあるが、今回は赤かった。

同時に、プライヤーでひねることになるので、コネクタには多少の傷がつくことは覚悟していただきたい。テープを巻いてみたり、傷つけないプラスチック製のプライヤーも使ってみたが、どれもだめだった。

NGの原因

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伝わりにくいかもしれないが、電源を供給するGNDとなるチリチリの部分がふにゃふにゃになっていたことが分かった。これがノイズの原因だ!

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配線は一見4本あるように見えるが、実際は3回線であることが分かった。これは前回の治具を通して、テスターで確認した上、修理後に改善したので間違いないと言える。配線は赤、透明(中身は同色)、ささくれた剥き出しの銅色のGNDの三種である。

配線について

HIROSE配線

配線はずばりこうだ! この図はハンダする裏面である。
HOT、COLDは想像によるものだが、これまで解体してきたSONYケーブルを経験則とする限り多分合っている気がする。4が赤線、2が透明(中身は銅色)をはんだ付けし、1・3はGNDをつける。

下準備

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大別するとご覧の5本の線が出てくるが、ほぼ真下を向いている赤の左隣りはただの樹脂の芯であり配線はしない。

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別の角度から撮影したものだが、若干緑かかっているものが配線とは関係がないものである。これはニッパーで切り落としてしまって問題ない。

ショートさせる必要があるものは左の灰色っぽい線と、右側の銅色のGND線である。

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とりあえず見慣れた3線にまとめた。

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ここでおなじみの抵抗の足を切って使い回す作戦を遂行する。

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この写真はすでに、左下に透明(中身は銅色)、右上は赤線を配線し、ショートを恐れて熱収縮チューブで養生したものである。

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あとは1・3番線のどちらかにはんだをしてから、抵抗の足をブリッジ的に跨がせてショートすれば完成!

動作確認

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手持ちのWRR-862とWRT-820で動作確認したところ、問題なく受診できた!
(写真のB4-42も振れているが、これはうっかり受信しているためであり、よくある現象である)

以上より、これで誰でもECM77を修理できるようになるはずだ!

楽ではないが、直った時の達成感は何よりもキミの次のステップへ向けた向上心を培ってくれるであろう!

それではまたお会いしましょう! ヨリミチおじさん 32歳

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