スタートアップ企業に転職

新しい仕事

ご無沙汰しております!ヨリミチおじさんです。

さて、私は今年の4月に7年間勤めておりましたテレビ業界を去りました。そして入社したのはno new folk studioというスタートアップ企業です。端的に申しますと、できて間もないベンチャー企業です。そこで光る靴 Orphe を作っております!

さて、この光る靴はプログラミングで制御されており、光り方を変えるだけでなく、音の制御やエフェクターにもライフログを取るデバイスにもなります。そのため我々は「スマートフットウェア」と呼んでおります。

最近ではコラボモデルも作られており、じわじわと認知度が上がるといいなぁと思っております。

Orpheコラボ

青山PARCOの MEETSCAL STORE 展示の様子

アプリで光り方や音をBluetoothを介して制御することができるIoTデバイスです。もちろんPCとも通信できます。

 

突然ですが、ここで私が転職に至った背景を少し考えてみます。

仕事とはなんぞや

日々新しい仕事が生まれています。しかし、それは深掘りすると大体ルーツは他の仕事と大差はなく、色々と物事を置き換えてマネタイズしていると言っても良いと思います。

例えば、お店に行かないと品物が買えなかった時代からインターネットで買い物ができる時代になりました。今までお店を選んでいた基準はチラシでしたが、インターネットで最も安いオンラインストアを見つけることができるようになりました。どうやって検索すれば良いか分からない人のために価格比較サイトが誕生しました。

今度はeコマース業者は自社の販売・アクセス状況を解析して、販売戦略を練るようになりました。どこよりも早く配達(翌日配達システム等)する巨大マーケットも登場しました。

購入した消費者はブログを書いて、情報を発信して場合によってはアフィリエイトで収入を得ることができるようになりました。

今のはほんの一例ですが、「買い物」というキーワード1つでいかにインターネットが奥深くまで根を張っているかがわかると思います。やや乱暴な言い方をすれば、良くも悪くも仕事のスピードがインターネットのおかげで格段に上がりました。ビジネスとはスピードが命です。常に決断の連続です。教育現場や研究期間などビジネスライクでは無い分野では、一概にスピードと関連付けることができない職業もあります。ただ、このスピードは別の形で全業種に圧力を掛けてきます。例えば成果・精度などがスピードに置き換えられるかもしれません。

一方で耳にするようになったのは「時間が許されるのは職人だけだ」という言葉です。「職人意外は仕事に時間的猶予は与えられないと心得よ」ということでしょうか。あなたにしかできない仕事とそうでない仕事もありますね。なかなか深い話です。

時間が足りない

時間が足りなくなったのはいつからでしょうか?もはや覚えておりません。

仕事も時間が足りないし、プライベートも時間が足りないし。そこで昨今では「働き方改革」が叫ばれはじめていますが、残業時間が減っても今度は給料が減ってしまうし… 管理職は結局夜遅くまで残ってるし…

これは私の前職でも同じでした。仕事の処理能力が低いのでは?という反論もあるかもしれませんが、どう考えても1人当たりのこなさなくてはならない業務は増えています。

資料作って、会議して、議事録とってまとめて提出して、外回りもあって、新しいプロジェクトの勉強しなくてはならないし…

これが普通の仕事だと思います。

今は資料はリアルタイム共有でDropbox paperGoogle Documentでスレッドが乱立されます。会議はチャットワークSLACKやfcebookのチャットで日時を指定され、不都合な会話があっても良いように1つの議題ごとにチャットグループをいくつも作り、スケジュールはダブルブッキングしないように全てGoogleカレンダーなどに集約して常にチェックする必要があります。

(これらのアカウント管理ができることが最低ラインの時代になりつつあります)

そしてチャットという性質上、レスポンスは速やかにすることも大切です。しばらく返事が滞っていたら[◯◯さんは今会議中です!私が代わりに確認します!]などとフォローを入れることも必要です。能動的に続ければいい意味で感覚は麻痺してきます。しばしば言葉の意図がテキストでは正しく伝わらないこともあるので、その際は丁寧に対応を心がける必要があります。チャットがメインとなったことで電話をする時間が大幅に減ったようにも感じます。お互いの時間を奪わない配慮も伺えますし、必要な物事はデータシートを渡したほうが早いことも多々あります。

そしてどうしても仕事内容の順位付けはあります。その為タスクが滞ってしまい、過去のスレッドの奥深くに埋もれてしまって情報を引っ張り出すのに労力を使うことも少なくありません。

あの仕事ってどうなってたっけ?とふと思い出しても、仕事の流れはメールではなくチャット形式で動いている為、膨大なログをたどる必要があります。そのため、今度は自分のためのタスクシートを作成し、できるだけ一覧でわかりやすくする必要があります。そして、未完タスクをプロジェクトメンバーに周知することも極めて重要になります。

もちろんメールも使いますが、大体はファーストコンタクトの人や、基本的に目上の人や、やり取りが少なくて済む案件に偏るでしょう。

ただ考えようによっては、この流れをある程度こなすことができればほぼ無敵にも等しい人間になれるのではないでしょうか?この仕事の流れで、やることをちゃんとやって、いかに手を抜くか。これが私が最も重要視しているスキルです。大体の物事はなんとかなってしまうものです。

人は適応する

スタートアップ企業に限らないことだとは思いますが、常に一種の危機感を持っています。あれって終わったっけ?とあらゆることにシナプスを巡らせます。終わってなければすぐ着手。この繰り返しで「明日はあれをやる」と予定を組んでも割りと思い通りに仕事を進められないことがあります。会議等は別ですが、不思議とこれを続けていくとマルチタスクが少しずつ処理できるようになります。どんどんハードルが下がっていき初速が早くなります。

今までの仕事が「テレビの音声」という比較的明瞭な業務でした。その中でも決められた時間を逆算しながらセッティングして作業をしていました。ある種「常に追われる仕事」だったので、そこは良い共通点だったかもしれません。「あれとこれの作業はまとめてできるだろう」という鯖読みも慣れれば仕事の楽しみ方の1つです。ご褒美は時間を余らせて珈琲を飲むというものでした。

負荷を掛けられると人は間違いなく適応します。

あえて批判するのであれば、何もやらないおじさん達が今の日本社会において最も不要な存在です。今後高負荷に耐えられない人は淘汰されていく時代になることを祈っています。テレビ業界において、若者はただ食いつぶされているだけでした。これは若手は仕事を辞めた先を見据えて辞める余裕を与えられていなかったからでしょうか。あるいは漠然とした不安からなのか。それでも仕事を体に鞭打ってなんとかこなしていることに少なくとも自信を持ってほしいのです。

適応したら、自分に有利な働き方を見つけることを目標にするべきです。

今の私、これからの私

私は7年間会社でお金をもらい、学びました。ただ、会社のモデルを見据えると、このまま30代を迎えた先には一種の「学び」は減り、モチベーションを保つ「お金」もさして大幅に上がることは望めませんでした。少なくとも私が50歳になっても今の50歳の人と同じ給料がもらえるとは到底考えられません。今年30歳になるタイミングで、一度キャリアをぶち壊す必要がありました。

そこで成果主義が最もわかりやすかったのがベンチャー企業だったのです。仮に成果がお金にならなくても、そこで学べることは経営レベルの内容なのです。そして、そこで学んだことは必ずや別の場所でも通用する揺るぎない価値だと考えたのです。

一般企業ではありえないスピードで会社の核心に迫り、判断を下すことができるのです。恐ろしい話です。ただ、やると決めたらとことん振り切ることができます。

ヨリミチ団でも少し紹介した電子工作的要素もあり、プログラミング要素もあり、音との親和性も高い会社に入れたことは幸運でした。あとは全力でサポートしてこの会社を成長させるのみなのです。明瞭な目標なので迷子になることはしばらくなさそうです。

そして、ついに土・日・祝日の休みを手に入れることができました。前職のつながりで、時々現場の仕事をフリーランスとして受けることもできる環境を手に入れました。もちろん現職で副業は全面的にOKです(本業に支障が出ないことが前提です)。そして、これから副業は国策にもなるでしょう

働き方改革の皮肉

昨年の電通社員自殺問題から働き方改革と叫ばれる声が次第に大きくなり、ついにはプレミアムフライデーなどと曲解されてしまう制度が誕生しました。

今週(2017/5/1号)の日経ビジネスでは小泉進次郎議員を筆頭に若者への支援の必要性が語られています。

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書店には置いておらず、定期購読する必要があります

 

そして若い労働者には残業カットが強いられ、実質の給料も下がっている現実があります。Yahoo! は週休3日制を導入し話題にもなっています。スクリーンショット 2017-04-30 16.15.35

その裏で、国は副業できる企業を増やそうとしているわけです。

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日本経済新聞(2016/12/14)より クリックで本文

多角的な解釈ができると思うので、あまり多くは言及しませんが1人あたりの生産性をもっと高めてもらわないと国が困っているようにも聞こえます。現存の企業だけでは2020年以降のGDPが下がるとも予測されており、個人の生産性を高めてもらい経済流通を促したいという狙いがあるのでしょうか?個人的に副業自体は良いことだとは思いますが、なによりも持続可能な生き方を考えるべきでしょう。

今の日本の景気は数値だけを見る限り、緩やかに上昇しています。これに慢心していると外的要素1つでガタガタになることは必至でしょう。ガタガタになっても大丈夫なように今できることは、スキルをたくさん身につけ、とにかく何かを始めてみることです。

何か1つ成し遂げた時に、きっと可能性が一気に広がります。あとはその繰り返しです。私が偉そうに何を言っているんだと思うかもしれません。確かにまだ何も大きなことを成し遂げていませんが、安定していると思われた企業から転職したというこの1つだけでも私にとっては大きな一歩でした。そしてベンチャー企業に飛び込んだことで自分自信を発信しやすくなりました。

これから日本は大きく変わらざるを得ないでしょう。新聞でAI・IoT(IoE)・ビッグデータという文字を見ない日はありません。みんな疲弊していて、解決策を求めているのです。この過渡期を楽しまない手はありません。

この記事をここまで読んでくださった方はきっと何かもやもやしているのではありませんか?このままではいけない、今の生活に満足できない、もっと頑張りたい、なんでもいいです。何か1つ始めてみましょう。楽器でも写真でもなんでもいいです。外に出ましょう。慣れてきた所でちょっとコレがあれば便利なのになぁ…と思いついた瞬間、あとはどう工夫するか考えて、調べて、何か手を加えましょう。

まさかそれが仕事になる未来がすぐそこにあるなんて思いもしないでしょう?

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