報道・取材の音声さん

報道・取材とは

最近の芸能情報はネットメディア(一般人の目撃情報も含めるべきだろう)からの流出が多く、不倫だの運転事故などの報道がやたらと多く報じられている。当然のことではあるが、取材とは報道機関が現場で取材をして、正しい情報を提供する義務がある。最近はこの順序が崩れつつあるのは、時代の潮流と言う他ない。

私が現役の音声さんだった頃は東日本大震災が起き、報道業務から被災地駐在等と普通の人には出来ない経験をすることができた。

放送局には報道部がある

時折ニュースを見ているとアナウンサー意外でニュースを報じている場合がある。彼らは主に取材部・報道部と呼ばれるセクションに所属しており、現場で収集しや最新の情報をアナウンサーの代わりに報じる大切な部門である。主に現場へ赴き、スタジオと掛け合うことで最新の情報を提供してくれている。放送局や新聞社等の各種メディアには腕章があり、報道には通常の撮影とは違う権利が与えられている。

記事内容も彼らが取材し、自ら書き記しており、責任を持って報じることになるのは新聞記者と何な代わりはない。全てとはいえないが、取材部・報道部の中継があるときは名前もテロップで表示されることも多く、かなりの責任を負っている。

記者会見の場合

記者は質疑応答の際、必ず自分の所属と氏名を述べる。そして撮影スタッフは身軽な装備でカメラと有線マイクを用意している事が多い。大規模なリコールや政治関係の記者会見が行われる場合はPA設備が用意されていることも多く、その場合はカメラがずらっと並ぶ最後尾でPAのマイクから音声を分岐することが多い。

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サウンドハウスより DRAWMER

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シグマシステムエンジニアリングより ss502e DIGITAL

音は分岐すると音が減衰してしまう為、ヘッドアンプでそれぞれ増幅させる必要がある。

しかし、PAが無い場合は各局でマイクを立てる必要がある。この場合、音をPAのマイクから分配できないため、カメラや録音機の数だけマイクが乱立する現象が起きてしまうため、以下の様にマイクだらけになってしまうのである。

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毎日新聞より

記事内容も彼らが取材し、自ら書き記しており、責任を持って報じることになるのは記者と同じである。全てとはいえないが、取材部・報道部の中継があるときは名前もテロップで表示されることも多く、かなりの責任を負っている。

芸能ニュースの場合

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芸能ニュースはイベントや映画発表ニュースかスキャンダルニュースの2つ分にかれると言っても過言ではない。ご覧の写真ではガンマイクが下から差し込まれていることが分かる。これらのニュースの場合、インタビューアーのポジションの人はケーブルでカメラと繋がったハンドマイクを持っていることが多い。

芸能レポーター

ワイヤレスマイクの周波数には限りがあり、多くの報道陣が集まる際は混信の心配もある。A帯は通称”特ラ連”への申請が必要だが、B帯は申請が不要である。とは言え、B帯は技術的に7波(その気になれは10波くらいはできるが…)の組み合わせしかできない為、多くの報道陣・芸能レポーターが有線ハンドマイクのインタビュー形式にしているには事情があるのだ。

韓国の場合

特にとやかく言う訳ではないが、韓国のニュースが取り上げられる時に度々きになることがあるので見てみよう。

BBCニュースより

BBCニュースより 出頭するチェ・スンシル氏

韓国ではピンマイクが主流となっている事がよくわかる。

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恐らくハンドマイクがPA用で、それに巻き付けられているワイヤーが各放送局の集音用ピンマイクであると思われる。ピンマイクには有線タイプもあるが、数年前からワイヤレスマイクがデジタル化したことで、理論上使用できるピンマイク数も大幅に増えた。さらにマイク本体が勝手に空いているチャンネルにマッチングしてくれる機能もある。

立ちレポ

grape 心に響く動画メディアより

grape 心に響く動画メディアより

立ちレポとは文字通り「立ってレポートする」形式の取材である。極めてシンプルな構成で、カメラ一台と有線マイク一本で成り立っている。カメラにはだいたいXLR入力が2回線あるので、もう1つは予備としてカメラマイクを繋いでおくことが多いだろう。マイクは大体SHURE SM63-Lである。やや口元から離れても音が取る事ができ、マイクも長いので人に向けやすい特徴がある。

原稿を持っていたり、レポーター本人が何かを体験する場合などで手が塞がっている場合はピンマイクで対応することも多い。生放送の場合は、スタジオと掛け合うこともしばしばあるのでレポーターは片耳にマイナスワン(N-1やIFBとも言う)という自分以外の音を聞いている。現場ではリアルタイムで映像を見る環境が無い事もあり、できるだけCMやVTRの音も聞こえた方が好ましい。これらを聞きながら放送の状況を把握し、取材内容を伝えるのである。

耳に送り返す音は大体C帯と呼ばれる300MHz帯の電波を利用したワイヤレス送り返し装置を使っていることが多い。ここでも混信問題があり、4つの波しか使うことができない(その気になれば7波飛ばせるが…)。Unipexの携帯レシーバーWC-C301が小型で使い勝手が良く、現場では重宝されている。

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ロケでもどっきりの指令を出す時にこのレシーバーを忍ばせたり、スタッフが音をモニターする時に貸し出したりすることもある。

混信が恐れられる場合は有線でイヤホンアンプを渡すことになる。このマイナスワンは携帯電話で送ったり(その際はスタジオからかけてもらい特殊な機材(Gentner等)でマイナスワンの音を送ってもらう)、近年ではIPで連絡回線を用意することも多くなってきた。IPを使う場合はWifiルーターも必要となり、正しい接続方法を理解する必要がある。この様に音声はできる幅が多く、日々学び続けなくてはならないのである。頑固なお年寄りは置いてけぼりになってしまっているのが現実だ。

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