しがない音声さんの日記

しがない音声さんの歴史

ヨリミチおじさんは実はテレビの音声をやっております。音をこよなく愛し、音楽に浸かり、音が出るもの全てに興味を持っています。

私ヨリミチおじさんは少々変わった経歴を持っていますので、自己紹介させて頂きます。

ヨリミチおじさんは今年2017年で30歳になります。生まれはアメリカのロサンゼルスで、9歳までいました。最近子供時代の写真が出てきて少しノスタルジーに浸った所であります。さて、日本に来てからは少しだけ東京都小金井市に住み、12歳からは吉祥寺にいます。中学高校時代は都内私立の男子校に通い、吹奏楽部で打楽器に打ち込みました。環境にも恵まれ、大学は音大に進学し、電子音楽やプログラミング、録音・編集からなんちゃって作曲をし、なんとか卒業します。在学中に就職活動をしたのですが、世の中はリーマンショック真っ只中で、新卒就職率は脅威の60%となっていました。およそ半分が就職できなかったのです。上智慶応早稲田など、有名進学大学の友人の中にも就職浪人している人もいました。

音楽関係に就職を希望していたのですが、採用自体がなくなることもあり、業種を放送メディア業界に的を絞りました。理由はただひとつ「給料が”他に比べて”良かったから」に他なりません。幸い、キー局の次点クラスの会社に正社員として入社することが出来ました。2010年4月からしがない音声さんとしてサラリーマンとなったのでした。

音マニアになるには

音声さんになれたこと自体はとても幸運でした。音楽意外の環境でも音を録る概念を培うことが出来たからです。それはしゃべり声であったり、歓声であったり、スポーツの音であったり、巡り巡って音楽番組であったりと業務は多岐に渡りました。

そこでまだ何も兼ね備えていない私はまず「マニア」になろうと考えたのです。小さくてもいいからマニアになる。私は割りと熱しやすく、冷めやすいのですが、音に関しては決して興味を無くしてはならないと心に決めました。

次に、どうしたらマニアになれるかを考えました。とりあえず給料で機材を買う、というのが一番の近道だろうと考えました。その結果、マイク(色々)やパソコン、DAWソフトのPro Tools9と11にLogic Pro 10、オーディオインターフェース(focusriteで系16ch同時録音可)の、スピーカー(Fostex NF-1A)など物が年々増えて行きました。終いにはSONY V1Jというテレビ向きの小型カメラや、HVR-M25Jというカメラテープデッキ、そしてAdobe社のAfter EffectsやPremire Pro、ヨリミチ散歩や電子工作記事でも活躍しているPhoto ShopにIllustratorなどとどんどんワケが分からない方向に進んで行きました。

ただ1つ言えることは、ある種のマニアに向かい始めることが出来たことです。そして気が付くことができました。

マニアになるには、他のことも理解する必要があるのです

悔しさと強がり

音声業務は基本的に現場職となります。その中では色んな悔しさと不条理さがうごめいています。完璧な成功なんてほとんどありません。それが精神を強くしてくれました。精神も鍛えられましたが、それと平行して酒も強くなりました。それも強くなったのは体質ではなく、度数だったのです。完全に強がりですね。私はウィスキーを好んで飲むようになったのです。吉祥寺という街は本当に素晴らしくて、夜な夜なタクシーで帰るような時間でも、バーやお店は当分閉まる気配はないのです。

強がって酒を飲み、仕事でもその100分の1の強がりを出してみる。その積み重ねで度胸を付けてきました。嫌な先輩は一杯います。それはもう、ものすごい数います。決して小さい技術プロダクション会社ではありませんでした。だれでも知っている番組もバンバンやっていて、会社員は当時150人程いました。デスクもいますが、およそ100人がテレビ技術で現場に出ているのです。今は合併し、その数は300人に達しました。

この時、そろそろ強がってもついていけないな、と考えはじめました。そして今年ヨリミチおじさんは大きな決断を下すことになったのです。

転職することを決意

来る2017年1月16日に退職届けを提出し、3月一杯の在籍をもってテレビの音声を卒業することに決めました。7年やってきた仕事はどれもこれも濃いものばかりで、それを完全に失わせるつもりは毛頭ありません。その場所で培った厳しい現場や知恵を全てこのしがない音声さん日記に記録して行こうと決意したのです。

全ては、世のため人のためです。私が経験した音声さんの仕事を少しでも”世に広められたら” “興味を持ってくれたら”という思いで書いていきます。そして、この業界を志す人にはエールを送ると共に、警鐘も鳴らします。これから書いていくことは、私の主観もおおいに含まれるでしょうが、できるだけ客観的に捉えて行くことを心がけます。

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